ファイル読み込み時のパス指定

ソースクリップやプラグインなどのファイル読み込むとき、AVSファイルとそのファイルが同じフォルダにない場合は、そのファイルのパスを指定する必要があります。

AviSynthにおいて、ファイルのパスを指定する方法には、絶対パスと相対パスの2種類があります。

また、SetWorkingDir関数を使って作業フォルダを指定することもできます。

 

絶対パス指定

例:

# Cドライブ -> [AviSynth]フォルダにあるfoo.aviを開く
AviSource("C:\AviSynth\foo.avi")
 

相対パス指定

例1: AVSファイルから見て、1つ下の階層にあるクリップを開く

  • フォルダ構成例:
    [AviSynth]
      ├hoge.avs # AVSファイル
      └[Source]
         └foo.avi #ソースクリップ
    ※[]はフォルダ名、それ以外はファイル名。
  • スクリプト例(hoge.avs):
    AviSource("Source\foo.avi")
    # または
    # AviSource(".\Source\foo.avi")
    

例2: AVSファイルから見て、1つ上の階層にあるクリップを開く

  • フォルダ構成例:
    [AviSynth]
      ├foo.avi #ソースクリップ
      └[AVS]
         └hoge.avs # AVSファイル
  • スクリプト例(hoge.avs):
    AviSource("..\foo.avi")
    

例3: AVSファイルから見て、2つ上の階層にあるクリップを開く

  • フォルダ構成例:
    [AviSynth]
      ├foo.avi #ソースクリップ
      └[AVS1]
         └[AVS2]
            └hoge.avs # AVSファイル
  • スクリプト例(hoge.avs):
    AviSource("..\..\foo.avi")
    

例4: AVSファイル用フォルダと同じ階層の別のフォルダにあるクリップを開く

  • フォルダ構成例:
    [AviSynth]
      ├[AVS]
      │ └hoge.avs # AVSファイル
      └[Source]
         └foo.avi #ソースクリップ
  • スクリプト例(hoge.avs):
    AviSource("..\Source\foo.avi")
    

AVSファイルと同じ階層にあるファイルを読み込む場合

この場合は、ファイル名の指定のみでOKです。

例:

# AVSファイルと同じ階層にあるhoge.aviを読み込む
AviSource("foo.avi")

作業フォルダを指定する場合(SetWorkingDir)

SetWorkingDir関数で作業フォルダを指定しておくと、その作業フォルダの中にあるファイルは、パス指定なしで読み込むことができます。

例:

# Cドライブ -> [AviSynth]フォルダを作業フォルダに指定
SetWorkingDir("C:\AviSynth\") # 最後の\はなくてもよい

# 作業フォルダにあるfoo.aviを読み込む
AviSource("foo.avi") # ファイル名のみで可
最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:51:24 (3692d)