VFAPIプラグインの優先度

VFAPIプラグインの優先度

TMPGEncにはVFAPIプラグインの優先度(優先順位)が、AviUtlにはVFAPIプラグインを含む入力プラグインの優先度があります。

この優先度の設定を怠ると、意図したのとは異なるプラグインによって、AVSが読み込まれてしまう可能性があります。

もし複数のAviSynth用VFAPIプラグイン(AviUtlの場合、avsinp.aui含む)をインストールしたなら、優先度の設定を確認してください。

優先度の変更は、各ソフトの環境設定で行うことができます。

プラグインの優先度を変更する

TMPGEnc 2.5の場合

tmpgenc_setting_menu.png

メニューの[設定] > [環境設定]をクリックします。

環境設定のウィンドウが開いたら、[VFAPIプラグイン]タブを選択します。

tmpgenc_change_priority.png

プラグイン名の上で右クリックするとメニューが現れますので、「優先度を上げる」「優先度を下げる」のいずれかを選択することで優先度を変更することができます。

プラグイン名左のチェックを外すと、プラグインを無効化することも可能です。

AviUtlの場合

config_inputplugin_menu.png

メニューの[ファイル] > [環境設定] > [入力プラグイン優先度の設定]をクリックします。

aviutl_aui_configuration.png

優先度を変更したいプラグインを選択し、競合するプラグインよりも上(または下)になるまで、[上に移動](または[下に移動])をクリックします。

上の画面に表示されている各プラグインの名前は、それぞれ下記のプラグインに対応しています。

  • AVISynth Script File Reader: avsinp.aui
  • Avisynth/VirtualDub script reader v*.**1: ReadAVS.dll
  • DGMPGDec *.*.* D2V/AVS Reader*2: DGVfapi.vfp

優先度による違い

AviUtl入力プラグインの優先度を入れ替えると、同じAVSファイルを開いても、異なる色空間で展開される可能性があります。

以下の例は、同じYUY2フォーマットのAVSファイルを、avsinp.auiとReadAVS.dllの優先度を入れ替えて開いた場合のものです。

avsinp.aui > ReadAVS.dllの場合

aviutl_info_avsinp.png

avsinp.auiは、YUY2フォーマットのAVSファイルを、YUY2形式で展開します。

ReadAVS.dll > avsinp.auiの場合

aviutl_info_readavs.png

ReadAVS.dllはVFAPIプラグインであるため、同じYUY2フォーマットのAVSファイルであっても、RGB形式で展開します。


*1 *はバージョン番号
*2 *はバージョン番号

最終更新日時: 2005-12-21 (水) 00:06:01 (6695d)