niiyan/2007-02-23
DGAVCDec 1.0.0 beta 1(AVC/H.264 デコーダ) †
- DGMPGDec ライクな AVC/H.264 デコーダ。
- neuron2(Donald Graft)氏作。
- インデックス作成用の DGAVCIndex.exe と AviSynth 用ビデオ入力プラグイン DGAVCDecode.dll(AVCSource フィルタ)からなる。
- 動作には、同梱されている ffmpeg 関連 dll(avcodec-51.dll、avformat-51.dll、avutil-49.dll)が必要。前もって、これらのファイルを DLL 検索パスに置くこと。
- システムディレクトリ*1と AVS を開くアプリケーション*2と同じディレクトリに置いた場合に動作することを確認。
- Readme.txt には、これらの dll を DGAVCDecode.dll と同じディレクトリに置くのが最も簡単と書いてありますが、手元で試した範囲ではプラグインのオートローディング用ディレクトリ*3に置いた場合と、それ以外の任意のディレクトリから LoadPlugin 関数で読み込んだ場合について、いずれもうまく読み込めずに以下のようなエラーが出ました。
- 簡単な使用手順
- avcodec-51.dll、avformat-51.dll、avutil-49.dll をパスが通ったところ(システムディレクトリなど)にコピーする。
- DGAVCIndex.exe をダブルクリックで起動。 DGAVCIndex.exe のアイコン。 DGAVCIndex.exe を起動したところ。
- 「Source H.264/AVC elementary stream file:」でインデックスを作成したい AVC/H.264 エレメンタリストリームファイルを指定(Browse ボタンから) 「Dest Index file:」欄には出力されるインデックスファイルのパスが、上で指定したソースファイルのパスを元に自動的に決定される。変更したい場合は Browse ボタンから、出力先パス・ファイル名を指定する。今回は、DGAVCDec に同梱されている frames.264 を使ってみます。
- Index ボタンを押すと、インデックスが作成される。 インデックスファイルの拡張子は dga です。ソースが frames.264 なら、デフォルトでは frames.dga というインデックスファイルが出力されます。
- AVS ファイルを作成する
# 例: LoadPlugin("C:\your_plugin_dir\DGAVCDecode.dll") # オートローディング時不要 AVCSource("C:\your_source_dir\frames.dga") # インデックスファイルのパスを渡す
- AVS ファイルを VirtualDub などで開く frames.dga をソースとする AVS ファイルを VirtualDub 1.6.15 で開いたところ
- 制限(Readme.txt より)
- raw AVC/H.264 エレメンタリストリーム(例: file.264)のみ
- ffmpeg のバグにより、最後のフレームが失われる
- pulldown とフレームのリピートがサポートされていない
- 高速なランダムアクセスには、たくさんの IDR*4 フレームが必要。
- Doom9's Forum 関連スレッド
HC Encoder v0.20(MPEG-2エンコーダ) †
- 主な変更点(BitBurners.com - HC Encoder v0.20 released! より)
- 1920x1152 までの HD 解像度に対応。
- 新しい関数を追加: ZONE と MASK_SHIFT
- autogop 関数を改良
- SSE2 CPU でのエンコードスピードの高速化、など。
- 詳しくは、BitBurners.com - HC Encoder v0.20 released! や HC encoder v0.20 released - Doom9's Forum を参照。
- Doom9's Forum 関連スレッド
*1 Windows XP なら C:\Windows\Sysytem32\
*2 VirtualDub や AvsP など
*3 デフォルトでは、AviSynth をインストールしたディレクトリにある plugins フォルダ
*4 参考: ageha I/IDRフレームとは、H.264 - Wikipedia
最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:50:21 (3670d)