古いプラグインのオートローディング
1.0/2.0用の古いプラグインをオートローディングする †
AviSynth 2.5用のプラグインとAviSynth 1.0/2.0用の古いプラグインには互換性がありません。このため、AviSynth 2.5でAviSynth 1.0/2.0用のプラグインを使うためには、LoadPluginExが必要となります(詳しくは、LoadPluginExを参照)。
ただし、たとえLoadPluginExプラグインを使用したとしても、プラグインのオートローディング(自動読み込み)機能を利用して、古いプラグインを読み込むことはできません。
一方、AviSynthのオートローディング機能は、プラグインのほかに、拡張子がavsi*1のAviSynthスクリプトファイルにも対応しています。このページでは、これを利用して、AviSynth 1.0/2.0用の古いプラグインを、擬似的にオートローディングする方法を紹介します。
手順 †
1.プラグイン読み込み用のスクリプトの作成 †
オートローディングさせたいAviSynth 1.0/2.0用の古いプラグインを読み込むためのスクリプトを作成します。下記のように、プラグインの読み込みには、LoadPluginフィルタを使用します:
LoadPlugin("C:\foo\LoadPluginEx.dll") # 最初にLoadPluginEx.dllを読み込むこと LoadPlugin("C:\foo\DustV5.dll") LoadPlugin("C:\foo\Anticomb.dll") # . # . # .
必ず最初にLoadPluginExプラグインの読み込みを行ってください。さもなければ、VirtualDubModが起動できなくなります*2。
2.拡張子を avsi にして保存 †
スクリプトが作成できたら、拡張子を avsi にして、AviSynthのpluginsフォルダに保存します(上の例では、LoadOldPlugins.avsi)。なお、pluginsフォルダの場所については、プラグインのオートローディングを参照。
これで、毎回、LoadPluginフィルタを記述しなくても、古いプラグインが自動的に読み込まれるようになります。
参考 †
このページの内容は、Doom9's Forum - Will release 2.6 enhance filter dir support?におけるJuanC氏の投稿を参考に作成しました。