AviSynthのぺーじ/異なるバージョンのプラグインを使う

これは、かつて「にーやんのAviSynthのぺーじ」として公開されていたものを転載したものです。内容は古く、間違いも含まれている可能性があります。より正確で新しい情報を知りたい場合は、AviSynth 付属のヘルプや AviSynth 公式サイトを参考にすることをおすすめします。AviSynth WikiAviSynth入門なども活用してください。

プラグインとAviSynthのバージョン

 基本的にAvisynth1.0/2.0(インターフェイス1)用のプラグインはAvisynth2.5(インターフェイス2)では読み込むことができません。逆に、Avisynth2.5用のプラグインはAvisynth1.0/2.0で使用することができません。

 このためプラグインを使う場合は、まず、そのプラグインがどちらのバージョン(インターフェイス)のAviSynthに対応しているのかを確認してください。

 ただし、次に紹介するLoadPluginExプラグインを使用すれば、異なるバージョンのプラグインも使用可能になります。

LoadPluginExプラグイン

 異なるバージョンのプラグインを使いたいときは、LoadPluginEx.dllを使います。

 LoadPluginExはwarpsharpプラグインと一緒に配布されていますので、以下のURLから入手してください。

 次のようにLoadPluginEx.dllを使用したいプラグインよりも先に読み込めば*1、異なるバージョンのプラグインも使用可能になります。

[LoadPluginExの使用例]

LoadPlugin("パス\LoadPluginEx.dll")
LoadPlugin("パス\DustV5.dll") #使用したいプラグイン

※パスは環境に合わせて変更してください。

 ただし、Avisynth1.0/2.0環境でAvisynth2.5用のプラグインを使う場合、YV12モードは使用できません。

デフォルトのプラグインディレクトリを使用する場合(AviSynth2.0.6以降)

loadpluginex2.png

 LoadPluginExプラグインと使用したいプラグインをデフォルトのプラグインディレクトリにインストールしていれば、LoadPluginExの読み込みは必要ありません。

[LoadPluginExと使用したいプラグインがデフォルトのプラグインディレクトリにある場合の例]

LoadPlugin("C:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins\DustV5.dll") #使用したいプラグイン

※プラグインディレクトリはインストール時の設定により異なります。

LoadPluginEx.dll使用時の注意

 warpsharp.dllとLoadPluginEx.dllをデフォルトのプラグインフォルダ(Avisynth2.5の場合 C:\Program Files\Avisynth 2.5\plugins\)に置くと、VirtualDubなどのソフトが強制終了してしまうという問題が報告されていました。

 ただし、この問題については2003年11月3日版で対処された模様です。

 ちなみに、それ以前のバージョンでも、warpsharp.dllとLoadPluginEx.dllを他のフォルダに置いて手動で読み込むことで回避することができます。

最終更新日 2003年11月23日


*1 LoadPluginExプラグインをオートローディングで読み込んだ場合もOKです(デフォルトのプラグインディレクトリを使用する場合を参照)。

最終更新日時: 2014-03-12 (水) 23:37:10 (3690d)