SearchGhost

説明

warpsharpプラグイン(warpsharp.dll)に含まれる、AviUtlライクなゴースト検索フィルタです。

ゴースト除去フィルタEraseGhostの形式でログファイルを出力します。

書式

SearchGhost(clip, int "frame", int "top", int "bottom", int "left", int "right", int "search", int "threshold", string "log")

引数

  • clip: ビデオクリップ。
  • frame: 検索するフレーム番号。
  • top: 検索開始ライン。デフォルトは0。
  • bottom: 検索終了ライン。デフォルトは(画像の高さ-1)。
  • left: 検索開始位置。デフォルトは0。
  • right: 検索終了位置。デフォルトは(画像の幅/2)。
  • search: 最大検索数。デフォルトは28。
  • threshold: しきい値。デフォルトは16。
  • log: 出力ログファイル。デフォルトは"SearchGhost.txt"。

使用例

SearchGhost(0,4,478,8,360,28,16,"C:\Avisynth\SearchGhost.txt")

ログファイルについて

searchghost_txt.png

SearchGhostによって出力されるログファイルは、EraseGhostのフォーマットに基づいて記述されています。

設定例

SearchGhostで、より正確にゴースト検索するためには、なるべく画面上に人や物などがない(たとえば、単一色ベタ塗りの)フレームを探して、実行した方がよいようです。しかし、そのようなフレームが見つからない場合でも、ゴースト検索する範囲を、top, bottom, left, rightで指定することにより、ゴーストの誤検出を抑えることができます。

  • オリジナル
    test_avi.png
  • デフォルト設定
    • スクリプト
      SearchGhost(0, log="C:\avs\SearchGhost1.txt") # 0は、ゴースト検索するフレーム番号
      
    • 結果
      searchghost_01_default.png

画像中央にあるロゴのために、ゴーストではない部分まで、誤まって検出してしまったようです。

  • 範囲指定した場合
    • スクリプト
      SearchGhost(0, 0, 120, log="C:\avs\SearchGhost2.txt") # top=0, bottom=120に設定
      
    • 結果
      searchghost_02_bottom120.png

ロゴがゴースト検索の範囲に入らないように、bottom=120に設定しました*1。ゴーストの誤検出は、かなり少なくなりました。

使用上の注意

ゴースト検索&ログ出力用のフィルタです。ログ出力が完了したら、SearchGhost記述行の行頭に#を付けてコメント化するか、行ごと削除してください。


*1 オリジナルの画像は640x480です。

最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:49:13 (3716d)