Winampプラグインを利用する

概要

ffdshowに同梱されているffavisynthプラグイン(ffdshowフィルタ)を利用することによって、AviSynthでWinampプラグイン(Winamp DSP プラグインのみ)が使えるようになります。

基本的には、ffdshowのフィルタを使うと同じ手順です。ffdshowのAudio decoder configurationのWinamp DSPで設定を行い、そのプリセットをffdshowフィルタで読み込みます。

Winampプラグインの入手

WINAMP.COM | Plug-insから入手することができます。

Winampプラグインのインストール

Winampプラグインには、インストーラ形式のもの(.exe)とアーカイブ形式(.zipなど)の2種類があるようです。前者は、インストーラの指示にしたがってインストールを行います。後者は、解凍してできたDLLファイルなどをWinampのプラグインフォルダにコピーします。

詳しくは、Winamp2/Winamp5プラグイン紹介を参照。

手順

基本的な手順は、ffdshowのフィルタを使うと同じです。

ffdshowの音声デコード設定画面の起動

winamp_open_audio_config.png

[スタート] > [ffdshow] > Audio decoder configurationを選択します。

プリセットの設定

ffdshowのプリセットを作成します。詳しくは、ffdshowのフィルタを使うの「1.プリセットの作成」を参照。

新たにプリセットを作成しないと、defaultが使用されます。しかし、defaultの設定を変更すると、ffdshowを使って再生するすべてのケースに影響します。別途、AviSynth用のプリセットを作成するといいでしょう。

プラグインの設定

「Audio decoder configuration」画面の左のメニューから、「Winamp2」を選択します。

winamp_winamp2_plugin_setting.png

右の設定画面に、インストール済みのWinampプラグインの一覧が表示されます。Winampプラグインがインストールされていないと、この画面には何も表示されません。あらかじめ、Winampプラグインをインストールしておいてください。

「Winamp2」かメイン画面の「Winamp 2 DSP」の左のチェックボックスをオンにすると、Winamp2のプラグインが有効になります。

プラグインの設定を行うためには、設定したいプラグインを選択した状態で、[設定]ボタンをクリックします。

winamp_dynamicvolume_setting.png

それぞれのプラグインの設定画面で設定を行います(画面はKMG Dynamic Volume20プラグインの設定画面)。

設定が完了したら、画面右下の[適用]ボタンをクリックします。

スクリプトの編集

LoadCPlugin("C:\foo\ffavisynth.dll") # ffdshow-20051124.exe以降
ffdshow("default") # ffdshow("プリセット名")

AVSファイル内のWinampプラグインを使用したい行に、「ffdshow("プリセット名")」の形式でffdshowフィルタを挿入します。

ffavisynthプラグインのバージョンによっては、LoadCPluginフィルタで読み込む必要があります。ffavisynthを参照。

備考

最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:49:48 (3692d)