サンプルスクリプト/テロップの挿入 のバックアップの現在との差分(No.1)


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サンプルスクリプト/テロップの挿入
#contents

* 本日のメニュー [#hdce72d7]

今回は、ビデオクリップに簡単なテロップ(スーパー(インポーズ)、字幕)((参考: [[スーパー (映像編集) - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97]]))を追加してみましょう。簡単なテロップであれば、AviSynth 内蔵の [[Subtitle]] フィルタで実現可能です。

* 使用するもの [#z2974d8a]

-[[Subtitle]]
-[[BlankClip]]
--テロップを挿入するソースとして使用。ほかのビデオクリップを使ってもよい。

* 作り方 [#y49acb17]

+まず、BlankClip フィルタを使って、背景となるビデオクリップを作成します。もちろん、ほかのビデオクリップを用意してもかまいません。今回は、次のようなスクリプトで、320x240、灰色($EFEFEF)のクリップを作成しました。
#code{{
#pre{{
# ビデオクリップの生成
BlankClip(width=320, height=240, color=$EFEFEF)
}}
#ref(generate_blankclip.png)
+まずは「Hello. World!」という文章を表示させてみましょう。やり方は簡単です。次のように、挿入したい文章を、二重引用符で囲んで括弧の中に記述するだけです。
#code{{
#ref(p.png)
+このクリップの上に「Hello, World!」という文章を表示させてみましょう。やり方は簡単です。次のように、挿入したい文章を、二重引用符で囲んで括弧の中に記述するだけです。
#pre{{
# テロップの挿入
Subtitle("Hello. World!")
Subtitle("Hello, World!")
}}
#ref(subtitle_helloworld.png)
これを AVS ファイルとして保存しプレビューすると、ちゃんと「Hello. World!」と表示されます。
#ref(d.png)
これを AVS ファイルとして保存しプレビューすると、ちゃんと「Hello, World!」と表示されます。
+日本語の文章を表示させたい場合は、注意が必要です。さきほどのスクリプトを次のように変更してみてください。
#code{{
#pre{{
# テロップの挿入
Subtitle("こんにちは、世界!")
}}
#ref(subtitle_mojibake.png)
#ref(m.png)
プレビューすると、このように文字化けしてしまいます。これは、Subtitle フィルタがデフォルトで使用するフォント(Arial)が日本語に対応していないためです。日本語を正しく表示するためには、font パラメータに日本語に対応しているフォントを指定します。
#code{{
#pre{{
# テロップの挿入
Subtitle("こんにちは、世界!", font="MS Pゴシック")
}}
#ref(subtitle_mspgothic.png)
#ref(c.png)
+Subtitle フィルタでは、ほかにも表示する位置や範囲、文字の色や大きさなどをオプションで指定することが可能です。詳しくは、[[Subtitle]] を参照してください。
#code{{
#pre{{
# ビデオクリップの生成
BlankClip(width=320, height=240, color=$EFEFEF)
# テロップの挿入
Subtitle("こんにちは、世界!", font="MS Pゴシック", size=24, text_color=$000000, halo_color=$EFEFEF, align=5)
}}
#ref(subtitle_example.png)
#ref(e.png)

* ひとくちメモ: その他の字幕関連プラグイン [#k4f5e3e1]

ほかにも字幕関連では、Subtitle フィルタを拡張した SubtitleEx プラグインや、VobSub 形式の画像字幕ファイルや SSA、SRT などのテキスト字幕ファイルを扱える VSFilter プラグインが利用可能です。これらのプラグインの入手先については、[[その他のプラグイン>その他のプラグイン#j5d70a00]]を参照してください。

* 関連レシピ [#g6b4cb9a]

-[[サンプルスクリプト/複数行のテロップ]]