AviSource のバックアップの現在との差分(No.9)


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#code(nonumber){{
AviSource(string filename [, ... ], [bool audio = true], [string pixel_type = YV12], [string fourCC])
#pre{{
AVISource (string filename [, ...], bool "audio" = true, string "pixel_type" = YV12, [string fourCC])
OpenDMLSource (string filename [, ...], bool "audio" = true, string "pixel_type" = YV12, [string fourCC])
AVIFileSource (string filename [, ...], bool "audio" = true, string "pixel_type" = YV12, [string fourCC])
WAVSource (string filename [, ...])
}}

#code(nonumber){{
OpenDMLSource(string filename [, ... ], [bool audio = true], [string pixel_type = YV12], [string fourCC])
}}
AVISource は、引用符で囲まれた 1 つ以上のファイル名を実引数として取り、Video-for-Windows の「AVIFile」インターフェイスか AviSynth 組み込みの(VirtualDub から取り入れられた) OpenDML コードを使って、ファイルを読み込みます。このフィルタは、AVIFile ハンドラを持つどんなファイルをも読み込むことができます。これには、AVI ファイルだけでなく、WAV ファイル、AVS (AviSynth スクリプト)ファイルや VDR (VirtualDub フレームサーバー)ファイルも含まれます。実引数として複数のファイル名を指定した場合、それらのクリップは、UnalignedSplice を使って継ぎ合わされる(spliced)でしょう。audio パラメータはオプションで、デフォルトは true です。

#code(nonumber){{
AviFileSource(string filename [, ... ], [bool audio = true], [string pixel_type = YV12], [string fourCC])
}}
AVISource フィルタは、ファイルのタイプを決定するためにそのファイルを調べ、AVIFile ハンドラか OpenDML ハンドラのいずれか適切な方へ渡します。どちらか一方のハンドラでトラブルが生じた場合には、OpenDMLSource フィルタや AVIFileSource フィルタを使用することもできます。これらのフィルタは、いずれか一方のハンドラを強制的に使用します。どちらのハンドラも通常の(2GB 未満の) AVI ファイルについては読み取ることができますが、2GB 以上の AVI ファイルを読み取れるのは OpenDML ハンドラだけで、逆に WAV、VDR や AVS のようなその他のファイルタイプを読み取ることができるのは AVIFile ハンドラだけです。

#code(nonumber){{
WavSource(string filename [, ... ])
}}
v2.04 まで、WAVSource は AVIFileSource の別名でした。それ以降のバージョンでは、WAVSource はもうビデオストリームを開こうとはしません。これは、オーディオストリームを取り出したいにもかかわらず、ビデオストリームが破損していたり、圧縮方法があなたのシステムでサポートされていないような場合に役に立ちます。

AviSourceは、1つ以上の引用符で囲まれたファイル名を引数として取り、Video-for-Windowsの"AVIFile"インターフェイスかAviSynth組み込みの(VirtualDubから取り入れられた)[[OpenDML]]コードを使って、ファイルを読み込ませます。このフィルタは、AVIFileハンドラを持つどんなファイルをも読み込むことができます。これには、AVIファイルだけでなく、WAVファイル、AVS(AviSynthスクリプト)ファイルやVDR(VirtualDubフレームサーバー)ファイルも含まれます。引数に複数のファイル名を指定した場合、それらのクリップは、[[UnalignedSplice>Splice]]を使って継ぎ合わされる(spliced)でしょう。'''audio'''パラメータはオプションで、デフォルトは"true"になります。
v2.04 から、ACM (Audio Compression Manager)音声(例えば mp3-AVI)に対して内部サポートしています。また AVISource は、もう WAV ファイルを開くことはできません。WAV ファイルについては、WAVSource を使ってアクセスしなければなりません。

AviSourceフィルタは、ファイルのタイプを決定するために、そのファイルを調べて、AVIFileハンドラかOpenDMLハンドラの、いずれか適切な方へ渡します。一方、ないし他方のハンドラでトラブルが生じた場合、[[OpenDMLSource>AviSource]]フィルタや[[AviFileSource>AviSource]]フィルタを使用することもできます。これらのフィルタは、いずれか一方のハンドラの使用を強制します。どちらのハンドラも、通常の(2GB未満の)AVIファイルは読み取ることができます。しかし、2GB以上のAVIファイルを読み取ることができるのはOpenDMLハンドラだけですし、WAV、VDRやAVSのような、その他のファイルタイプを読み取ることができるのはAVIFileハンドラだけです。ACM(Audio Compression Manager)オーディオ(例えば mp3-AVI)について内部サポートしています。
v2.06 から、'''pixel_type''' パラメータ(デフォルト YUY2)を使って、デコーダの出力フォーマットを選択することができます。有効な値は、"YUY2"、"RGB32" と "RGB24" です。省略された場合、AviSynth は、デコーダによってサポートされているフォーマットのうち、(YUY2、RGB32、RGB24 の順番で)最初のフォーマットを使用します。映像が非圧縮フォーマットの場合にはデコーダが使用されないため、このパラメータは何の効果もありません。v2.5 から、'''pixel_type''' パラメータのデフォルトは、YV12 に変更されました。別の言葉に置き換えるなら、'''pixel_type''' パラメータを指定しなかった場合、AVISource フィルタはその AVI を YV12 として出力しようと試み、もしそれが不可能なら YUY2 として、さらにそれも無理なら RGB として出力します。

WavSourceは、WAVファイルを開くため、またはビデオストリームが破損していたり、圧縮方法があなたのシステムでサポートされていないが、AVIファイルのオーディオ・ストリームを開くために使用されます。
AviSynth v2.5 で DivX のクリップを読み込むと、(5.02 以前の) DivX のバグにより、色がおかしくなることがあります(色差チャンネルの U と V がスワップされます)。それを訂正するために、SwapUV を使用することができます。

pixel_typeパラメータ(デフォルト "YV12")を使って、デコーダの出力フォーマットを選択できるようになりました。有効な値は、"YV12", "YV411", "YV16", "YV24", "YUY2", "Y8", "RGB32" と "RGB24"です。省略された場合、AviSynthは、(YV12, YV411, YV16, YV24, YUY2, Y8, RGB32 そして RGB24の順番で)デコーダによってサポートされている最初のフォーマットを使用するでしょう。ビデオが非圧縮フォーマットの場合、このパラメータは効果がありません。なぜなら、その場合、デコーダは使われないでしょうから。これを別の言葉に置き換えると: あなたが何か(pixel_type)を明示しない場合、AviSourceは、AVIをYV12として出力しようとするでしょう。もしそれが不可能ならYV411を試し、そしてそれが不可能ならYV16を試し、などなど。
v2.53 から、AVISource は、DV type 1 形式のビデオ入力も開くことができます(映像のみ、音声不可)。

AviSynth v2.5で[[DivX]]のクリップを読み込むと、[[DivX]](5.02以前のバージョン)のバグにより、時折、色がゆがむことがあるでしょう(色差チャンネルのUとVがスワップされます)。それを訂正するために、[[SwapUV>Swap]]を使うことができます。
v2.55 から、'''fourCC''' オプションが追加されています。fourCC は、おもに AVI に関連した、メディアファイルの先頭にある 4 文字のコード(FOUR Character Code)のことで、そのファイルをデコードするためにあなたのシステムがどのコーデックを使用するべきかを教えてくれます。このオプションを使うと、AviSource に強制的に別のコーデックを使って AVI ファイルを開かせることができます。FOURCC の一覧表は、[[こちら:http://www.fourcc.org/index.php?http%3A//www.fourcc.org/codecs.php]] にあります。デフォルトでは、その AVI の fourCC が使用されます。

v2.53から、AviSourceは、DV type 1形式のビデオ入力も開くことができます(ビデオのみ、オーディオ不可)。
MJPEG コーデックや DV コーデックの中には、AVISource を使った時に、ITU-R BT.601 に適合した正しい出力を返さないものもあります。この問題は、コーデックの入出力のカラーフォーマットが異なる場合に起こります。例えば、入力のカラーフォーマットが YUY2 で出力のカラーフォーマットが RGB である場合や、またその逆の場合などがそうです。これを解決するには、次の 2 つの方法があります:

v2.55から、fourCCオプションが追加されています。fourCCとは、メディアファイルの先頭にある4文字のコード(FOUR Character Code)のことで、大部分は、aviに関連付けられています。fourCCは、そのファイルをデコードするために、あなたのシステムが、どのコーデックを使用するべきかを教えます。このオプションを使って、AviSourceに、異なるコーデックを使用して、aviファイルを開くよう強制することができます。FOURCCの一覧表は、http://www.fourcc.org/で見つけることができます。デフォルトでは、そのaviのfourCCが使用されます。
1) 強制的に出力を入力のカラーフォーマットと同じにする。例えば、以下のように(入力が RGB の場合):

いくつかのMJPEG/DVコーデックは、AviSourceを使用した時に、CCIR 601に適合した正しい出力を返しません。コーデックの入出力時におけるカラーフォーマットが異なる場合に、問題が起こりうるでしょう。たとえば、入力時のカラーフォーマットがYUY2で、出力時のカラーフォーマットがRGBであったり、また、その逆の場合などがそうです。それを解決するためには、2つの方法があります:

1) 入力時のカラーフォーマットと同じ出力を強制する。たとえば、このように(入力がRGBの場合):

#code(nonumber){{
#pre{{
AVISource("file.avi", pixel_type="RGB32")
}}

2) [[ColorYUV]]フィルタで訂正する:
2) [[ColorYUV]] フィルタを使って補正する:

#code(nonumber){{
#pre{{
AVISource("file.avi").ColorYUV(levels="PC->TV")
}}

''関連スレッド:''
関連スレッド:~
[[MJPEG codecs:http://forum.doom9.org/showthread.php?s=&postid=330657]]~
[[DV codecs:http://forum.doom9.org/showthread.php?s=&threadid=58110]]

[[[MJPEG codecs]:http://forum.doom9.org/showthread.php?s=&postid=330657]]
''使用例:''

[[[DV codecs]:http://forum.doom9.org/showthread.php?s=&threadid=58110]]
#pre{{
# C プログラマのメモ: バックスラッシュ(訳者註: 日本語環境では、円記号(\)で表示されることが多い。)を二重にしない。フォワードスラッシュも機能する。
AVISource("d:\capture.avi")
AVISource("c:/capture/00.avi")
WAVSource("f:\soundtrack.wav")
WAVSource("f:/soundtrack.wav")

''例:''
#code(nonumber){{
AviSource("d:\capture.avi")  # Cプログラマーのメモ: バックスラッシュ(日本語環境では\)は二重にしない。
AviSource("c:/capture/00.avi")  # 左下がりのスラッシュも動作する。
WavSource("f:\soundtrack.wav")  # これは動作する。
WavSource("f:/soundtrack.wav")  # これもそう。
AviSource("cap1.avi", "cap2.avi")  # AviSource("cap1.avi")+AviSource("cap2.avi")と同じ。
AviSource("cap.avi", false, "RGB32")  # 音声を無効化し、RGB32デコードを要求する。
AviSource("cap.avi", false, fourCC="CDVC")  # Canopus DVコーデックを使って、DVを開く。
AviSource("cap.avi", false, fourCC="XVID")  # avi(たとえばDivX3)をXviDコーデックを使って開く。
# 次は AVISource("cap1.avi") + AVISource("cap2.avi") と同じ:
AVISource("cap1.avi", "cap2.avi")

# 音声を無効化して、RGB デコードをリクエストする
AVISource("cap.avi", false, "RGB32")

# Canopus DV コーデックを使用して DV を開く
AviSource("cap.avi", false, fourCC="CDVC")

# Xvid コーデックを使用して AVI (たとえば DivX3)を開く
AviSource("cap.avi", false, fourCC="XVID")

# いずれか一方が音声を含まない 2 つのクリップを結合する
# 結合時、これらのクリップは互換性がなければならない(同じビデオおよびオーディオのプロパティを持つ必要がある):
A = AviSource("FileA.avi")
B = AviSource("FileB.avi") # オーディオストリームなし
A ++ AudioDub(B, BlankClip(A))
}}

いくつかの圧縮フォーマットは、1 つのスクリプトの中で AviSource() を呼び出す回数に制限を課します。50 より少ない AviSource() 文でこの制限を経験した人もいます。[[こちらの議論:http://forum.doom9.org/showthread.php?t=131687]]を参照してください。

''更新履歴''
|v2.55|fourCCオプションを追加。|

|v2.55|fourCC オプションを追加。|

#hr
註: このページは、http://www.avisynth.org/AviSourceの日本語訳です。

註: このページは、AviSynth 2.5.8 RC3 に同梱されている英語版ヘルプの日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/avisource.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。詳しくは、[[AboutLicense]] を参照してください。