DVD2AVIのプロジェクトファイルを作成する のバックアップの現在との差分(No.3)


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MPEG2DECプラグインを使ってMPEG-2ソースを読み込むためには、DVD2AVI(またはDGIndex)のプロジェクトファイル(D2Vファイル)が必要となります。

このページでは、簡単なD2Vファイルの作成手順を紹介します。

以下の説明は、AviSynth(MPEG2DECプラグイン)での使用を前提とした簡易的なものです。Audio設定についての説明は省略されています。((キャプチャしたMPEG-2ファイルの音声部分はMP2(MPEG-1 Layer2)なら、DVD2AVIのAudio設定は、ほとんどの場合、デフォルトままで問題ないと考えられるます。))
以下の説明は、AviSynth(MPEG2DECプラグイン)での使用を前提とした簡易的なものです。Audio設定についての説明は省略されています。((キャプチャしたMPEG-2ファイルの音声部分はMP2(MPEG-1 Layer2)なら、DVD2AVIのAudio設定は、ほとんどの場合、デフォルトのままで問題ないと考えられます。))

詳しくは、DVD2AVI(またはDGIndex)付属の説明書を読んでください。

#contents
#br
***1.DVD2AVIの起動 [#ac98d3b1]

DVD2AVI.exeをダブルクリックして起動します。

***2.MPEG-2ファイルを開く [#s8545c77]
&ref{open1.png};~
&ref(open1.png);~
''[File] -> [Open]''から、MPEG-2ファイルを開きます。

&ref{open2.png};~
&ref(open2.png);~
拡張子が*.mpgのファイルに関しては、デフォルトの状態でファイル一覧の中に表示されません。''[ファイルの種類]''を''[All Files]''にしてから選択してください。

&ref{add_del.png};~
&ref(add_del.png);~
追加で読み込みたいファイルがある場合は''[ADD]''から追加してください。不要なファイルは、そのファイルを選択して''[DEL]''で一覧から削除します。

これでよければ''[OK]''をクリックしてください。

&ref{main.png};~
&ref(main.png);~
MPEG-2ファイルを開きました。

次にDVD2AVIの設定を行います。

***3.DVD2AVIの設定 [#c23be091]

&ref{idct.png};~
&ref(idct.png);~
-''[iDCT Algorithm]'': iDCT(逆離散コサイン変換)のアルゴリズムを選択します。
--''[32-bit SSE MMX]''(32ビットSSE MMX)
--''[64-bit Floating Point]''(64ビット浮動小数点)
--''[IEEE-1180 Reference]''(IEEE-1180準拠)~
~
一般的にデコード速度は、「32-bit SSE MMX > 64-bit Floating Point > IEEE-1180 Reference」の順、画質は「IEEE-1180 Reference > 64-bit Floating Point > 32-bit SSE MMX」の順によいとされています。ただし、IEEE-1180 Referenceに関しては、作者自身がバグが含まれていると証言しています。(([[こちら:http://arbor.ee.ntu.edu.tw/~jackei/dvd2avi/idctref/]]を参照。))
一般的にデコード速度は、「32-bit SSE MMX > 64-bit Floating Point > IEEE-1180 Reference」の順、画質は「IEEE-1180 Reference > 64-bit Floating Point > 32-bit SSE MMX」の順によいとされています。ただし、IEEE-1180 Referenceにはバグが含まれているといわれています。

&ref{field_op.png};~
&ref(field_op.png);~
-''[Field Operation]'': フィールドの処理方法を選択します。
--''[None]'': そのまま(何もしない)
--''[Forced FILM]'': 強制フィルム変換。MPEG-2のRFF(Repeat First Field)フラグを検知して、一般的なFilm(映画)と同じ24(23.976)fpsに変換します。
--''[Swap Field Order]'': フィールド順切れ替え。MPEG-2のTFF(Top Field First)フラグからフィールドオーダーを判断し、これを入れ替えます。~
~
24fps化やフィールドオーダーの変更は、あとでAviSynthで行うことも可能です。

&aname(color_space);&ref{color_space.png};~
&aname(color_space);&ref(color_space.png);~
-''[Color Space]'': 色空間を選択します。
--''[YUV 4:2:2]''
--''[RGB 24-bit]''~
~
一般的なMPEG-2の色空間はYUV4:2:0ですが、''[YUV 4:2:2]''か''[RGB 24-bit]''のいずれかに補間されます。ただし、MPEG2DECでは、ここでの設定は無視されます。また、VFAPI経由で利用する場合は、強制的に''[RGB 24-bit]''になります。

&ref{conversion.png};~
&ref(conversion.png);~
-''[YUV -> RGB]'': 色空間をYUVからRGBに変換する時のオプションです。
--''[PC Scale]'': パソコン色調。YC伸張変換します。
--''[TV Scale]'': テレビ色調。ストレート変換します。~
~
''[[[Color Space]>#color_space]]''で''[RGB 24-bit]''を選択した場合のみ有効です。

***4.D2Vファイルの保存 [#va718144]

&ref{save_d2v.png};~
&ref(save_d2v.png);~
''[File] -> [Save Project]''から、DVD2AVIのプロジェクトファイル(D2Vファイル)を保存します。

MPEG2DECプラグインを使ってMPEG-2ファイルを読み込む際には、ここで保存したD2Vファイルが必要となります。

D2Vファイルには、DVD2AVIでの設定のほかに、ソースのMPEG-2ファイルのパスやヘッダ情報などが収められています。エンコードが完了するまでは、ソースファイルを消したり移動したりしないでください。