niiyan/2007-04-03

mmask, 2007-04-03(適応型閾値モーションマスク)

  • 作者の tritical 氏曰く、

    TDeint and TIVTC - Page 49 - Doom9's Forum

    ..., but I found that there were still some artifacts on a couple sequences. Having mmask check differences both 1 frame forward and 2 frames forward and then anding those two masks fixed it though.(試訳: しかしまだ 2、3 のシークエンスで人工ノイズがあるのを見つけました。mmask に 1 フレーム前と 2 フレーム前の差をチェックさせ、それらの 2 つのマスクの論理積(and)を求めさせることで、これを修正しました。)

  • 変更点
    • mmask
      • 'type' パラメータは 0 〜 5 までの整数に設定可能(デフォルトは 3)。
        0 = n-3 との差
        1 = n-2 との差
        2 = n-1 との差
        3 = n+1 との差
        4 = n+2 との差
        5 = n+3 との差
      • 'minthresh' のデフォルトは 5 に。若干のコーミング残しが生じるが、http://media.xiph.org/vqeg/TestSeqences/Reference/ の「scrolling text(スクロールするテキスト)」テストクリップで背景が揺れ動くのを止めるのに必要。
    • andMasks(clip clip1, clip clip2, int dis)
      • clip1 と clip2 の論理積(and)のマスクを出力する。clip1 は、mmask(type=3) で生成されるべき。clip2 は、mmask(type=4) か mmask(type=5) で生成されるべき。dis は、type=4 を使うなら 2 に、type=5 を使うなら 3 に設定されるべき(デフォルトは 2)。dis=2 の場合、clip2 からフレーム 'n' をグラブし、clip1 のフレーム n と n+1 との論理積を求める。dis=3 なら、clip2 のフレーム 'n' と clip1 のフレーム n/n+1/n+2 との論理積を求める。
    • buildMM()
      • 'dis' という新しいパラメータが追加(整数。デフォルト 1)。andMasks() を使ってモーションマスクを生成するなら、andMasks() の 'dis' パラメータと同じ値に設定されるべき。'dis' は、あるピクセルがマスクで 255 とマークされている場合に、それが静止しているのは何フレーム前かを buildMM に教える。
      • 'type' は 0、1、2 のいずれかに設定可能に(デフォルトは 1)。1 と 2 は、以前の 0 と 1 に同じ。0 は 1 の制限が少ないバージョンになった。理論的には、0 は最も多く(のピクセルを) weave する(組み上げる)が、人工ノイズが最も多くなりやすい。2 は weave するのは最も少ないが、人工ノイズが最も少なくなる傾向がある。
  • 上記の説明は、TDeint and TIVTC - Page 49 - Doom9's Forum における tritical 氏の投稿の一部を抜き出して日本語に訳したものです。簡易的な訳ですので、詳しくは TDeint and TIVTC - Page 49 - Doom9's Forum を参照してください。
最終更新日時: 2007-04-03 (火) 22:46:34 (6235d)