特定の範囲にフィルタをかける のバックアップソース(No.8)

以下のような方法を使えば、特定の範囲のフレームだけにフィルタをかけることができます。

#contents

#br
**ApplyRangeフィルタ [#s2e58427]
AviSynth内蔵のApplyRangeフィルタを使用する方法です。AviSynth 2.5.1以降のバージョンで利用できます。

詳しくは、ApplyRangeのページを参考にしてください。[[Animate]]フィルタのページも参照。

**Trimフィルタを利用する [#y19cdc39]
Trimフィルタを利用して、特定の範囲のフレームにフィルタをかけることができます。以下のような手順で行います。

+Trimフィルタを使って、フィルタをかける範囲とかけない範囲に分割します
+フィルタをかけたい範囲にだけフィルタをかけます。
+演算子+(または[[Splice]])で、分割したクリップを結合しなおします。

-例1(300フレームあるクリップの100-199フレームにのみフィルタをかける)
 c1 = Trim(0, 99)
 c2 = Trim(100, 199).ColorYUV(cont_u=1,cont_v=1) #この範囲にフィルタをかける
 c3 = Trim(200, 299)
 c1 + c2 + c3

-例2(先頭から99フレームまでにのみフィルタをかける)
 c1 = Trim(0, 99).ColorYUV(cont_u=1,cont_v=1) #この範囲にフィルタをかける
 c2 = Trim(100, 299)
 c1 + c2

-例3(200フレームから最終フレームまでにのみフィルタをかける)
 c1 = Trim(0, 199)
 c2 = Trim(200, 299).ColorYUV(cont_u=1,cont_v=1) #この範囲にフィルタをかける
 c1 + c2

**FilterRange関数 [#mb84d501]
ユーザー定義関数のFilterRangeを利用すれば、指定範囲にフィルタをかけることができるようになります。この関数は、上記の[[Trimフィルタを利用する>#y19cdc39]]で紹介した方法を、1つにまとめたものであると言うことができます。

詳しくは、[[作者のサイト:http://nullinfo.s21.xrea.com/]]、および、当サイトのFilterRangeのページを参照。

-作者のサイト: [[nullinfo:http://nullinfo.s21.xrea.com/]]
--"FilterRange - 指定範囲にフィルターをかける関数"
---http://nullinfo.s21.xrea.com/#script

-FilterRangeのページ

**その他 [#b0347b47]
***JDL_ApplyRange関数 [#zb4dacc1]
-"JDL_ApplyRange"(stickboy's AviSynth Stuff)
--http://www.avisynth.org/stickboy/

JDL_ApplyRangeは、jdl-range.avsiの中に含まれています。jdl-range.avsiには、他にも、クリップ内のある範囲で動作する関数が含まれています。

-使用例
 Import("jdl-range.avsi") #オートローディングしたときは不要
 Import("jdl-util.avsi") #オートローディングしたときは不要
 JDL_ApplyRange(123, 456, "ColorYUV(cont_u=1,cont_v=1)")

JDL_ApplyRangeでは、jdl-util.avsiに含まれる関数も使われています。そのため、jdl-range.avsiだけでなく、jdl-util.avsiも必要になります。((拡張子がavsiのファイルは、オートローディング用のpluginsフォルダに入れると、自動的に読み込まれます。オートローディングについては、[[外部プラグインを使う]]を参照。))

***FilterRangeExプラグイン(ApplyRangeEx/FilterRangeEx) [#vc4fe447]
FilterRangeExプラグインには、ApplyRangeExとFilterRangeExという2つのフィルタが収録されています。これらのフィルタは、ApplyRangeとFilterRangeの機能を拡張したもので、複数の指定範囲にフィルタを適用することができます。また、「両者の違いは、フィルタの指定文字列に、パラメタ値と共に指定するか、別に指定するか」にあります。詳しくは、[[Kiraru2002's Room:http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/]]の解説を参照。

-"FilterRangeEx"([[Kiraru2002's Room:http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/]])
--http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/tutorial/tutorial2.html#arguments_2

ダウンロードは、「[[引数いろいろ(4) FilterRangeEx part(3) --- Eval,ScriptClip呼び出し、user_data:http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/tutorial/tutorial2.html#arguments_4]]」の真ん中あたりにあるアーカイブから。

***FilterRangeEx関数 [#ze26b72a]
-"FilterRangeEx"([[Kiraru2002's Room:http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/]]): FilterRangeの機能拡張版で、JavaScriptと[[warpsharpプラグイン>warpsharpパッケージ]]を使って、複数の指定範囲にフィルタをかけることができます。
--http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/tutorial/tutorial2.html#arguments_5

***FilterRangePlus関数 [#w62f904c]
-"FilterRangePlus"(niiyan): FilterRangeの機能拡張版で、再帰呼び出しを使って、複数の指定範囲にフィルタをかけることができます。
--http://niiyan.s8.xrea.com/blosxom/avisynth/function/20040510-2.htm