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#contents
* はじめに [#f2e6c77f]
このページでは、AviSynthスクリプトファイル(以下、AVSファイル)の作成の流れを見ていくことにします。
* AVSファイル作成の流れ [#m94ac160]
** 1.メモ帳を開く [#j5be6153]
今回は、メモ帳を使って AVSファイルを作成することにします。メモ帳以外のエディタを使用することもできます([[下記の補足>#w6c63f33]]を参照)が、基本的な手順は同じです。
では、まずメモ帳を起動してください。
#ref(notpad_open.png)
メモ帳は、''[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [メモ帳]''から起動することができます。
** 2.スクリプトを記述 [#ve17cccb]
#ref(notepad_write_blankclip.png)
メモ帳を開いたら、上図のように
#code{{
BlankClip()
}}
と記述してください。
BlankClipは、空(blank)のビデオクリップをつくり出すフィルタです。オプションでクリップの長さ、大きさや色などを指定することも可能ですが、ここでは上記のように「BlankClip()」とだけ記述してください((BlankClipフィルタのオプションの指定方法については、別の章で解説します。))。
なお、スクリプトを記述する際には、以下の点に注意してください。
-誤字脱字に注意すること。
-半角文字を使用すること。
-大文字と小文字を区別する必要ない。
-最後のカッコ(「()」)はなくてもよい。
** 3.拡張子をavsにして保存 [#z8d7537f]
誤字脱字などの間違いがないことを確認したら、AVSファイルとして保存しましょう。
#ref(notpad_save_as_menu.png)
メモ帳のメニューの''[ファイル] > [名前を付けて保存]''を選択します。
#ref(notpad_save_dialog.png)
AviSynthスクリプトファイルの拡張子は、基本的にAVSです([[下記の補足>#gccfd15f]]を参照)。「ファイル名」の拡張子をavsにして保存しましょう。海外製の関連ソフトウェアを使用することを考えると、ファイル名には半角英数字を使ったほうが無難でしょう。
「ファイルの種類」は、とくに設定する必要はありません。「文字コード」は、ANSIにします。
ここでは、test.avsというファイル名で保存することにします。
#ref(test_avs_icon.png)
今後、「AviSynth入門」では、このtest.avsを使って、AviSynthについて学んで行きます。
* まとめ [#l331361e]
今回の内容のまとめです。
-AVSファイル作成の流れ
+[[メモ帳を開く>#j5be6153]]
+[[スクリプトを記述>#ve17cccb]]
+[[拡張子をavsにして保存>#z8d7537f]]
-AVSファイルの拡張子は、avsとavsiの2種類。
* 補足 [#g029d7f1]
** メモ帳以外のテキストエディタは利用可能か [#w6c63f33]
保存時の文字コードにさえ気をつければ、メモ帳以外のテキストエディタも、AVSファイルの作成に利用することができます。
[[サクラエディタ:http://sakura_editor.at.infoseek.co.jp/]]で実験したところ、文字コードの違いによって、以下のような結果になりました。
|SJIS|○||
|JIS|△|日本語が文字化け|
|EUC|△|日本語が文字化け|
|Unicode|×|エラーが発生|
|UnicodeBE|×|エラーが発生|
|UTF-8|△|日本語が文字化け|
|UTF-7|×|エラーが発生|
このことから、AVSファイルの作成にメモ帳以外のテキストエディタを使用するなら、保存時の文字コードをSJIS(シフトJIS)に設定するとよいと言えます。
** AviSynthスクリプトファイルの拡張子 [#gccfd15f]
AviSynthスクリプトファイルの拡張子は、avsまたはavsiです。
avsは、一般的なAviSynthスクリプトファイルの拡張子です。通常は、こちらの拡張子を使用します。
一方、avsiは、AVSファイルのオートローディング(自動読み込み)用の拡張子です。ユーザー定義関数やglobal変数などの定義ファイルを、自動的に読み込みたい場合に使用します。
AviSynthのオートローディング機能については、あとで紹介する予定です。ここでは、avsのほかにavsiという拡張子もあるということを覚えておいてください。