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Histogram

Histogram (clip, string ''mode'')

輝度のヒストグラムをクリップの右側に追加します。

AviSynth v2.50 から、このフィルタは、YUV モードにおける有効な色と無効な色も表示します。無効な値(16 より下と 235 より上)は、茶色または黄色がかった色に着色されます。

v2.53 から、クリップの追加情報を表示するために、オプションとして mode パラメータが追加されています。mode が取ることのできる値は、"Classic"(デフォルト 古いモード)、"Levels" と "Color"、"Luma" (v2.54)、"Stereo" (v2.54)、"StereoOverlay" (v2.54)、"Color2" (v2.58)、"AudioLevels" (v2.58)です。

Classic モード

このモードでは、ビデオの右側にラインごとの(実際には波形モニタ*1と呼ばれる)輝度グラフが追加されます。グラフの左側が輝度 0 を表し、右側は輝度 255 を表します。ITU-R BT.601 で有効ではない範囲は、茶色または黄色がかった色で表示されます。緑色がかったラインは、Y = 128 を表します。

YUV モードで利用可能。

Levels モード

このモードは、ビデオフレームの右側に(ヒストグラム*2と呼ばれる) 3 つのレベルグラフを表示します。これは、現在のフレームの Y、U、V 成分の分布を表します。

一番上のグラフは、そのフレームの輝度(Y)を表示します。グラフの左側が Y = 0、右側は Y = 255 を表します。ITU-R BT.601 で有効な範囲は、わずかに異なった色で示され、Y = 128 は点線でマークされます。縦軸は、与えられた輝度(Y)値に対するピクセルの数を示します。中央のグラフは U 成分、一番下のグラフは V 成分を表示します。

YV12 モードで利用可能。

Color モード

このモードは、ビデオフレームの右側に(ベクトルスコープ*3と呼ばれる) 2 次元グラフの中に色差値(U/V カラー配置)を表示します。これは、クリップの色相と彩度を読み取るのに使用することができます。同時にこれはヒストグラムです。ベクトルスコープ内のピクセルが白ければ白いほど、入力クリップのたくさんのピクセルがそのピクセルに一致します(すなわち、より多くのピクセルがこの色差値を持ちます)。

U 成分は横(X)軸に表示され、一番左側が U = 0、一番右側が U = 255 です。V 成分は縦(Y)軸に表示され、一番上が V = 0、一番下が V = 255 を表します。

グラフ内の白いピクセルの位置は、入力クリップのピクセルの色差値に対応しています。このため、このグラフは色相(色合い)と彩度(その色におけるその色相の支配性)の読み取りに使用することができます。ある色の色相が変化するにつれて、それは正方形を移動します。正方形の中心で彩度は 0 であり、つまり対応するピクセルは色を持たないということになります。もし他の色を変更しないまま特定の色の量を増加させたなら、彩度は増加し、正方形の端へ移動します。

YV12 モードで利用可能。

Color2 モード

このモードは、ビデオフレームの右側に(ベクトルスコープと呼ばれる) 2 次元グラフの中に色差値(U/V カラー配置)を表示します。これは、クリップの色相と彩度を読み取るのに使用することができます。

U 成分は横(X)軸に表示され、一番左側が U = 0、一番右側が U = 255 です。V 成分は縦(Y)軸に表示され、一番上が V = 0、一番下が V = 255 を表します。灰色の四角形は、有効な ITU-R BT.601 の範囲を示しています。

グラフ内のピクセルの位置は、入力クリップのピクセルの色差値に対応しています。このため、このグラフは色相(色合い)と彩度(その色におけるその色相の支配性)の読み取りに使用することができます。ある色の色相が変化するにつれて、それは円を移動します。円の中心で彩度は 0 であり、つまり対応するピクセルは色を持たないということになります。もし他の色を変更しないまま特定の色の量を増加させたなら、彩度は増加し、円の端へ移動します。色相の値の読み取りを助けるために、色の輪が描かれ、6 つの色相(赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタ)に分割されています。また 15 度ごとに白い点が描かれています。

U=255、V=128 のとき、色相は 0 で(青に相当)、彩度は最大、すなわち sqrt( (U-128)^2 + (V-128)^2 ) = 127*4 です。時計回りに(たとえば 90 度)回すと、色差は U=128、V=255 によって与えられます(赤に相当)。色相を一定に保ったまま彩度を下げることは、円からベクトルスコープの中心に移動することを意味します。したがって、色味は同じ(すなわち赤の)ままですが、ゆっくりとグレースケールに変化するだけ、などなど……。

YV12 モードで利用可能。

Luma モード

このモードは、輝度を増幅させ、非常に小さな輝度の変化を表示します。これは、ブロックやノイズを検出するのに効果的であり、フィルタパラメータを調節するのに役立ちます。このモードでは、1 ピクセルの輝度の差が 16 ピクセルの輝度ピクセルとして、したがって小さな欠陥を著しく誇張して表れます。

YV12 モードで利用可能。

Stereo モードと StereoOverlay モード

このモードは、クリップの音声から標準的なステレオグラフを表示します。レコーディングスタジオで見てこれらについて知っている人もいるかもしれません。これは、入力信号の左右分布と位相分布を見るために使用することができます。StereoOverlay は、オリジナルのクリップの上にグラフを重ねます。各フレームは、現在のフレームから次のフレームの始まりまでの情報のみを含みます。よりクリアなビジュアルを提供するために、信号は線形的に 8 倍にアップサンプリングされます。

このモードはステレオ信号入力が必要で、StereoOverlay は YV12 ビデオが必要です。

AudioLevels モード

このモードは、各チャンネルの音声レベルをデシベル単位で表示します(マルチチャンネル対応)。より正確には、以下のように決定されます:

  • 各フレームに帰属するサンプルの平均自乗根(RMS)*5値を求め、この値を次の公式を使ってデシベルに変換します:

    RMS = 20 * log_10( sqrt( sum_j( sample(j)^2 ) / j ) / 32768 ) # チャンネルごとに
  • 各フレームに帰属するサンプルの最大値を求め、この値を次の公式を使ってデシベルに変換します:

    max = 20 * log_10( max_j( sample(j) ) / 32768 ) # チャンネルごとに

    RMS 値に相当する棒は緑色で、最大値に相当する棒は青色です。このフィルタは Planar モードで利用可能で、音声は 16 ビットに変換されます。16 ビット音声では、最大音量は

    20 * log_10(32768/32768) = 0 dB (since 2^16/2 = 32768)

    で、最小音量は

    20 * log_10(1/32768) = - 90.31 dB

    になります。

更新履歴:

v2.53さまざまなモードを追加。
v2.55バイアス/オフセットを表示するために、"stereo" モードにドットを追加。
v2.56YUY2 モードに無効な色を追加。
v2.58Color2 モードと AudioLevels モードを追加。
v2.60Planar フォーマットのサポートを追加。

註: このページは、AviSynth 2.5.8 RC3 に同梱されている英語版ヘルプの日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/histogram.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。詳しくは、AboutLicense を参照してください。


最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:48:15

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