SearchGhostV
説明 †
warpsharpプラグイン(warpsharp.dll)に収録されている、縦線ゴースト検索フィルタです。
ゴースト除去(縦線)フィルタEraseGhostVで使用するための、縦線ゴーストのパターン定義ファイルを出力します。
書式 †
SearchGhostV(clip, int "frame", int "top", int "bottom", int "depth", string "pattern")
引数 †
- clip: ビデオクリップ。
- frame: 縦線ゴーストを検索するフレーム番号。デフォルトは0。
- top: 検索開始ライン。デフォルトは0。
- bottom: 検索終了ライン。デフォルトは(画像の高さ-1)。
- depth: 検索範囲。デフォルトは1。
- pattern: ゴーストのパターン(ログ)ファイル名。デフォルトはSearchGhostV.bin。
使用例 †
SearchGhostV(0,0,478,1,"C:\AviSynth\log\SearchGhostV.bin")
パターンファイルについて †
SearchGhostVが出力するパターンファイルは、バイナリデータです。
設定例 †
SearchGhostVで、より正確にゴースト検索するためには、なるべく画面上に人や物などがない(たとえば、単一色ベタ塗りの)フレームを探して、実行した方がよいようです。しかし、そのようなフレームが見つからない場合でも、ゴースト検索する範囲を、top, bottomで指定することにより、ゴーストの誤検出を抑えることができます。
- オリジナル
- デフォルト設定
- スクリプト
SearchGhostV(0, pattern="C:\avs\SearchGhostV1.bin") # 0は、ゴースト検索するフレーム番号
- 結果
- スクリプト
画像中央にあるロゴのために、ゴーストではない部分まで、誤まって検出してしまったようです。
- 範囲指定した場合:
- スクリプト
SearchGhostV(0, 0, 120, pattern="C:\avs\SearchGhostV2.bin") # top=0, bottom=120に設定
- 結果
- スクリプト
ロゴがゴースト検索の範囲に入らないように、bottom=120に設定しました*1。ゴーストの誤検出は、かなり少なくなりました。
使用上の注意 †
ゴースト検索&ログ出力用のフィルタです。ログ出力が完了したら、SearchGhostV記述行の行頭に#を付けてコメント化するか、行ごと削除してください。
最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:49:14 (3378d)