ImageWriter のバックアップ差分(No.2)


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#code{{
ImageWriter(clip clip, string file = "c:\", int start = 0, int end = 0, string type = "ebmp", bool info = false)
ImageWriter(clip, string "file", int "start", int "end", string "type", bool "info")
}}

ImageWriter(v2.51 から限定された形で、v2.52 からは完全な機能性を持った状態で存在)は、あるクリップのフレームを画像としてあなたのハードディスクに書き出します。
ImageWriter (v2.51 で機能制限版として内蔵され、v2.52 ですべての機能が有効になった)は、クリップのフレームを画像としてハードディスクに書き出します。

'''file''': 保存される画像のパス + ファイル名。画像は、次のようなファイル名を持つでしょう: [file]000000.[type]、[file]000001.[type]、など。
'''file''' (デフォルト "c:\"): 保存される画像のパス+ファイル名の接頭辞。画像は、次のような名前を持つことになります:

   [path]000000.[type]、[path]000001.[type]、など。 

'''start''' と '''end''' は、書き出されるフレームの範囲です。デフォルトは、ともに 0 です('''end'''=0 は、最終フレームを意味します)。

'''type'''(デフォルト "ebmp")はファイル名の拡張子で、画像のフォーマットを定義します。
'''type''' (デフォルト "ebmp")は、ファイル名の拡張子で、画像のフォーマットを定義します。'''type''' でサポートされる値は、以下のとおりです:

'''type''' でサポートされる値は、以下のとおり:
  bmp, dds, ebmp, jpg/jpe/jpeg, pal, pcx, png,
  pbm/pgm/ppm, raw, sgi/bw/rgb/rgba, tga, tif/tiff 

:|(e)bmp, dds, ebmp, jpg/jpe/jpeg, pal, pcx, png, 
:|pbm/pgm/ppm, raw, sgi/bw/rgb/rgba, tga, tif/tiff
'''info''' (デフォルト false): オプションで、出力ビデオクリップの上に進捗情報のテキストをオーバーレイし、ファイルが書き出されているかどうか、もしそうなら、そのファイル名を表示します(v2.55 で追加)。

'''info'''(デフォルト false): オプションで、ビデオクリップに関する進行情報をオーバーレイし、ファイルが書き出されているかどうかと、もしそうなら、そのファイル名を表示します(v2.55 で追加)。
「ebmp」フォーマットは、すべての色空間(RGB24、RGB32、YUY2、YV12)をサポートしています。RGB 色空間から書き出される「ebmp」ファイルは、スタンダードな BMP ファイルです。これに対し、YUV フォーマットから生成されるものは、おそらく AviSynth の [[ImageReader/ImageSource>ImageSource]] でのみ読み込むことができます。この一対の機能((訳者註: 原文では「This pair of features...」。おそらく ImageWriter と ImageSource/ImageReader という 2 種類のフィルタのペアを指していると考えられます。))は、 raw(生の)ビデオをあらゆる内部フォーマットで保存し、再読込することを可能にします。

"ebmp" フォーマットは、すべてのカラーフォーマットをサポートしています。RGB または Y8 カラーフォーマットから書き出された "ebmp" ファイルは、標準的な BMP ファイルです。YUV フォーマットからつくり出されたそれらのファイルは、おそらく AviSynth の ImageSource フィルタによってのみ読み込むことができるでしょう。この一対の機能((訳者註: ImageWriter と ImageSource のことを指していると考えられます。))は、どんな内部フォーマットの raw(生の)ビデオをも保存して再読込することを可能にします。
その他のすべてのフォーマットについては、入力色空間は '''RGB24 でなければなりません'''。

そのほかのすべてのフォーマットに関しては、内部の色空間は、''RGB24、RGB32(アルファチャンネルがそのフォーマットによってサポートされていて、あなたがそれを含めたいとき) または Y8'' でなければなりません。

''使用例:''

#code{{
# 現在のネイティブな AviSynth のフォーマットでクリップ全体をエクスポート
# 現在の AviSynth 固有のフォーマット(ebmp)でクリップ全体をエクスポートする
ImageWriter("D:\backup-stills\myvideo")
}}

#code{{
# 第 5 フレームを "C:\000000.PNG" に書き出す
# フレーム 5 を「C:\000005.PNG」に書き出す
ImageWriter("", 5, 5, "png")
# 注釈: 2.56 より前のバージョンでは、出力ファイル名は "000005.PNG" でしょう
}}

#code{{
# 第 100 フレームからクリップの終わりまでを "C:\000000.JPEG"、"C:\000001.JPEG"、などに書き出して、進行情報を表示する
# フレーム 100 からクリップの終わりまでを「C:\000100.JPEG」、「C:\000101.JPEG」などに書き出す。
# 進捗情報を表示する。
ImageWriter(start = 100, type = "jpeg", info = true)
}}

#code{{
# jpg をグレースケールとして書き出す(輝度の範囲は、[16,235] ではなく、[0,255] であるべきということに注意)
ImageSource("F:\TestPics\GoldPetals.jpg")
ConvertToY8(matrix="PC.601")
ImageWriter("F:\TestPics\GoldPetals-8bit-avs", type = "png")
}}

#code{{
# jpg を YV24 ebmp として書き出す(輝度の範囲は、[16,235] ではなく、[0,255] であるべきということに注意)
ImageSource("F:\TestPics\GoldPetals.jpg")
ConvertToYV24(matrix="PC.601")
ImageWriter("F:\TestPics\GoldPetals-24bit", type = "ebmp")
}}

''注釈:''

グレースケールの bmp の保存は、bmp(DevIL ライブラリが使われる)についても、ebmp (内部のパーサーが使われる)についても、正しく動作しません。

''更新履歴:''

|v2.60|ebmp がすべてのフォーマットをサポート。すべてのフォーマット向けにグレースケールが追加。|

#hr

註: このページは、[[ImageWriter - avisynth.org:http://www.avisynth.org/ImageWriter]]の日本語訳です。
註: このページは、AviSynth 2.5.7 に同梱されているマニュアル(英語版)の日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/imagewriter.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。