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はじめてのスクリプト

AVSファイルの作成手順

このページでは、はじめての人にもわかりやすいように、簡単な例をあげながら、AviSynthスクリプトファイル(以下、AVSファイル)の基本的な作成手順を紹介します。

作成するもの

hello001_hello_world.png
今回は、スクリプトの作成例として、MessageClipというフィルタで、"Hello World!"というメッセージ付きのビデオクリップを作成します。

1.メモ帳を開く

まず、メモ帳を開きます。

notepad_startmenu.png
メモ帳は、スタートメニューの[スタート] -> [プログラム(P)] -> [アクセサリ] -> [メモ帳]から起動することができます。

2.スクリプトを記述する

メモ帳に、スクリプトを記述します。

ここでは、次の2行を記述してください。

intro001_your_first_avs.png

スクリプトを記述する際に気をつけること

スクリプトを記述するときは、次の点に注意してください。

  • 記述ミスに気をつけてください。エラー発生の原因となります。
  • AviSynthでは、大文字小文字の区別はありません。
  • 基本的に使用できる文字は、半角英数字のみ(アンダースコア含む)です。*1

スクリプトの内容

  • 1行目
    MessageClip("Hello World!")
    AviSynthでフィルタを使用したいときは、フィルタの書式にしたがって記述しなければなりません。基本的には、次のような形で記述することになります。
    フィルタ名(パラメータ)
    ここでは、MessageClipというフィルタを使いますので、「フィルタ名」の部分にMessageClipをあてはめます。また、「Hello World!」というテキストを表示させたいので、「パラメータ」の部分に"Hello World!"を記述します。文字列は、引用符で囲む形で記述します。

    フィルタの記述の仕方についての詳しいことは、フィルタの書式のページを見てください。また、MessageClipフィルタの書式については、MessageClipのページを参照してください。
     
  • 2行目
    return last
    return文です。

    「return last」で、最後に処理したクリップ(last)を返します。つまり、AVSファイルをアプリケーションで開いたときに、last(この場合、1行目のMessageClip)が表示されます。

    「return last」は省略することも可能です。ただし、アプリケーションによっては、エラーが出ることもあるようなので、念のために、記述しておきます。

3.AVSファイルを保存する

intro002_save_menu.png
メモ帳のメニューから[ファイル] -> [名前を付けて保存]を選択します。

intro004_enter_name.png
保存ダイアログが開きますので、[ファイル名]の欄に、適当な名前を入力してください。その際、拡張子をavsにしてください。AVSファイルの拡張子は、avsです。

ここでは、仮に、hello_world.avsという名前を付けたとします。

名前を入力し終えたら、[保存]ボタンをクリックします。

AVSファイルの保存に関する注意

  • 拡張子は、avsにしてください。
  • 拡張子を指定せずに保存すると、txtファイルとして保存されてしまいます。そのときは、ファイルの拡張子を変更してください*2
  • [フォルダオプション] -> [表示]タブ -> [登録されているファイルの拡張子は表示しない]にチェックが入っている場合は、ファイルの拡張子は表示されません。

4.AVSファイルをアプリケーションで開く

あなたが使用したいアプリケーションで、AVSファイルを開きます。

たとえば、VirtualDubModを使用する場合は、次のような手順で行います*3

intro009_open_avs.png
まず、メニューの[File] -> [Open video files...]を選択します。

intro010_preview.png
次に、あなたが開きたいAVSファイル(この場合、hello_world.avs)を選択してから、[開く]をクリックします。

hello001_hello_world.png
このようにプレビューできれば、成功です。*4

AVSファイルのプレビューに関する注意

  • AviSynthに対応しているアプリケーションの情報は、アプリケーションのAviSynth対応状況を参考にしてください。
  • AVSファイルに対応していないアプリケーションでも、ffdshowに付属しているAVS -> AVI変換ツールの[makeAVIS]を使用すれば、AVSファイル(の疑似AVI化ファイル)を開くことができるようになります。
  • 色空間がYV12のファイルを開くためには、YV12デコードをサポートしているデコーダ(コーデック)をインストールする必要があります。

エラーが出たら・・・

スクリプトの記述ミスによってエラーが発生したり、その他の原因でうまく動作しなかった時は、あわてずに、エラーメッセージを確認しましょう。

error003_expected_c.png
エラー画面の一例です。

  • 1行目
    • AviSynthがスクリプトのオープンに失敗したことを宣言しています。
  • 2行目
    • エラーの内容。これは、以下のような形式で書かれています。
      エラーの種類やフィルタの名前: エラーの原因
      「エラーの種類やフィルタの名前: 」がない場合もあります。
  • 3行目
    • エラーの箇所。何行目の何文字目にエラーの原因があるのかがわかります。これは、以下のような形式で書かれています。
      (スクリプトのパス, line *[, column *])
      • line: エラーが含まれている行(*は数字)。
      • column: エラーが含まれている列(省略されている場合あり)

典型的なエラーとその原因について知りたいときは、「エラーのタイプ」を見てください。またFAQにも、トラブルに関する項目がありますので、参考にしてください。


*1 引用符で区切られた文字列として、全角文字を使用できる場合があります。Subtitleフィルタで、日本語対応フォントを指定した場合など。
*2 [右クリック] -> [名前の変更]などから。
*3 ドラッグ&ドロップによって開くことも可能です
*4 Cinema Craft Encoder(CCE)のように、プレビューできないアプリケーションもあります。

最終更新日時: 2006-01-11 (水) 08:32:22

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