サンプルスクリプト/絶対値を求める
今日の献立 †
絶対値を求めるには、Abs 関数を使用します。Abs 関数の引数には、整数か小数を指定することができます。
今回は、いくつかの数の絶対値を求めて、その結果を Subtitle フィルタで表示するスクリプトを作ってみましょう。
材料 †
- Abs(AviSynth 内蔵関数)
- BlankClip(AviSynth 内蔵フィルタ)
- Subtitle(AviSynth 内蔵フィルタ)
作り方 †
- 正の整数、負の整数、正の小数、負の小数、0 の 5 つの数字の絶対値を求め、それぞれを a から e までの変数に代入します。
# 5つの数の絶対値を求めて変数に代入 a = Abs(1) b = Abs(-1) c = Abs(3.14) d = Abs(-3.14) e = Abs(0)
- 結果を表示するために、BlankClip フィルタで空のクリップを生成します。
# 空のクリップを生成 BlankClip(width = 160, height = 120)
- 変数 a 〜 e を Subtitle フィルタを使って表示します。変数 a 〜 e は数値型であるため、このままでは、Subtitle フィルタの引数に使うことができません。そこで、String 関数を使って、これらの変数を string(文字列)型に変換しています。
# 絶対値の表示 Subtitle("a: " + String(a)) Subtitle("b: " + String(b), y = 16) Subtitle("c: " + String(c), y = 32) Subtitle("d: " + String(d), y = 48) Subtitle("e: " + String(e), y = 64)
- できあがったスクリプトは、以下のとおりです。画像は、VirtualDub で開いたところ。
# 5つの数の絶対値を求めて変数に代入 a = Abs(1) b = Abs(-1) c = Abs(3.14) d = Abs(-3.14) e = Abs(0) # 空のクリップを生成 BlankClip(width = 160, height = 120) # 絶対値の表示 Subtitle("a: " + String(a)) Subtitle("b: " + String(b), y = 16) Subtitle("c: " + String(c), y = 32) Subtitle("d: " + String(d), y = 48) Subtitle("e: " + String(e), y = 64)
関連レシピ †
- ありません。
最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:51:22 (3862d)