Amplify

Amplify (clip, float amount1 [, ...])
AmplifydB (clip, float amount1 [, ...])

Amplify は、音声サンプルに amount*1 を掛けます。チャンネルごとに異なる倍率を指定することができます。
実際のチャンネルより多い数の音量が指定された場合、それらは無視されます。チャンネルより音量が少ない場合は、最後の音量がチャンネルの残りに適用されます。

AmplifydB は、値がデシベル(dB)単位であること以外は Amplify と同じです。
音量を下げるために、負の dB 値(もしくは、0 から 1 の間の倍率)を使用することができます。負の倍率は、位相を 180 度シフトするでしょう。

8 ビットと 24 ビットの音声サンプルは、処理過程において浮動小数点数に変換されます。その他の音声フォーマットは保持されます。

# 左のチャンネルを 3dB 増幅する(3dB 追加する): 
video = AviSource("c:\filename.avi") 
stereo = WavSource("c:\audio.wav") 
stereo_amp = AmplifydB(stereo, 3, 0) 
return AudioDub(video, stereo_amp) 
# フロント 3 チャンネルを 3dB 増幅する(3dB 追加する): 
video = AviSource("c:\divx_6ch_wav.avi") 
audio = WavSource(c:\divx_6ch_wav.avi) 
multichannel_amp = AmplifydB(audio, 3, 3, 3) 
return AudioDub(video, multichannel_amp) 

各チャンネルの配置については、GetChannel で解説されています。


註: このページは、AviSynth 2.5.7 に同梱されているマニュアル(英語版)の日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/amplify.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。


*1 訳者註: 日本語で「量」の意味。

最終更新日時: 2014-03-11 (火) 03:43:59 (3691d)