AviSynthPlus
AviSynth+ (AviSynthPlus)とは †
- AviSynth のフォーク(派生版)。
- pylorak 氏による。
- AviSynth 用プラグインやスクリプトとの互換性を維持。
AviSynth との違い †
ユーザー向け †
ホームページより:
- 64 ビット版が利用可能
- スクリプト起動の高速化および内蔵フィルタの実質上の高速化
- 複数の(「影」の)プラグインフォルダのサポート
- C プラグインのオートローディング
- スクリプト言語の拡張(複数行の条件文とループのサポート含)
- 条件文とループについては下記参照。
- 静止画サポートと TimeStretch の改良
開発者向け †
ホームページより:
- 最新のコンパイラで、簡単かつ高速なコンパイル
- 倍速のコンパイル速度
- デバッグの改良
- より効率的で論理的なプロジェクト構造
- 大量のリファクタリングされたコード
AviSynth との互換性 †
Avisynth+ tries to provide a superset of Avisynth's features while staying compatible to existing code. This means you should be able to use plugins and scripts written for Avisynth without any problems with Avisynth+. The contrary however might not be true: Plugins and scripts written explicitly to take advantage of Avisynth+ might not work using the official Avisynth.
Avisynth+ は、既存のコードとの互換性を保ちながら、AviSynth の機能のスーパーセットを提供する。つまり、何の問題もなく Avisynth+ で AviSynth 向けのプラグインやスクリプトを使うことができる。しかし、逆は真ではないかもしれない。明確に Avisynth+ を活用するために書かれたプラグインやスクリプトは、オフィシャルの Avisynth では動作しないかもしれない。
- AviSynth 用に書かれたプラグインやスクリプト
- AviSynth+ で利用可能。
- AviSynth+ 用に書かれたプラグインやスクリプト
- AviSynth+ で追加された機能を使用しているものは、AviSynth では動かない場合もある。たとえば、if 文や for 文を使用しているスクリプトなどは動かない。
32bit版と64bit版の共存 †
- プラグインのオートローディングを使えば、何も意識しなくても、AvsPmod の 32bit 版でプレビューした時は 32bit 版のプラグインを呼び出し、x264 の 64bit 版でエンコードした時は 64bit 版のプラグインを呼び出すということが可能。
- ただし、前もって plugins(plugins+)フォルダと plugins64(plugins64+)フォルダに、同名の関数をもつプラグインの 32bit 版と 64bit 版をそれぞれ配置しておく必要がある。
- LoadPlugin によるマニュアルローディングではこの方法は使えないので、avs ファイルを渡すソフトが 32bit か 64bit かによって、スクリプトを変更する必要がある。
- nukadoko: AviSynth: 32bit/64bit 使い分け の方法を使えば、VersionString() を使って自動で振り分けることが可能。
スクリプト言語の拡張 †
AviSynth+ では、条件文(if)とループ(for/while)が利用可能になっている。
リンク †
公式 †
- ホームページ
- ソース
- フォーラム