DoubleWeave
DoubleWeave (clip)
入力クリップがフィールドベースなら、2 倍のフレーム数を作り出すことを除けば、DoubleWeave フィルタは Weave と同じように動作します: フィールド 0 と 1 を合成してフレーム 0 に、フィールド 2 と 3 をフレーム 1 になどとする代わりに、フィールド 0 と 1 を合成してフレーム 0 に、フィールド 1 と 2 をフレーム 1 にします。フレームレートやフレーム総数は変更しません。
入力クリップがフレームベースなら、このフィルタは、ちょうど最初に SeparateFields でクリップをフィールドに分離したかのように機能します。しかもよりも高速に!
Weave は、じつは単に DoubleWeave().SelectEven() を簡略化したものです。
50fps または 60fps のビデオが本当に必要でないかぎり、おそらくこのフィルタを使用したあとで SelectOdd か Pulldown のようなフィルタを使わなければならないでしょう。結局は生成されるフレームの半分をすぐに破棄するのに、フィールドのすべてのペアを組み合わせるのは効率が悪いように思えるかもしれません。しかし実際には、AviSynth は要求に応じてフレームを生成するだけでなので、そもそも必要とされないフレームは生成されることはありません。
もしビデオカメラ映像のようなフィールドベースのビデオを処理しているのなら、おそらくこのフィルタは必要ないでしょう。しかし、フィルムから変換された NTSC ビデオを処理し、かつ Pulldown フィルタを使用するつもりなら、先に DoubleWeave を使う必要があります。これについての説明は、Pulldown フィルタを参照してください。
もしフィルムから変換された PAL ビデオを処理しているのなら Pulldown は必要ありませんが、次の状況では DoubleWeave を使った方がいいかもしれません:
# VirtualDub の「PAL deinterlace」フィルタの機能を再現 DoubleWeave SelectOdd
註: このページは、AviSynth 2.5.7 に同梱されているマニュアル(英語版)の日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/doubleweave.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。