Import
Import (string filename [, ...])
Import は、他の AviSynth スクリプト(複数可)の内容を評価します。
インポートされるスクリプトの中で宣言されている関数、変数、読み込まれたプラグインは、インポートするスクリプトでも利用可能です。さらに、関数の戻り値は、最後の filename スクリプトの最後の値(クリップまたは filename スクリプトがそれで終わることを選択したものなら何でも)です。後者は、インポートするスクリプトの変数に割り当てて操作することも可能です(インポートされるスクリプトがクリップで終わっているときにもっとも役立ちます)。
カレントの作業ディレクトリは保存され、スクリプトをコンパイルする前にスクリプトファイルを含むディレクトリに設定されます。その後、カレントの作業ディレクトリは、保存されたディレクトリに戻されます。
想定される Import の用途には、以下のものがあります:
- スクリプトによる再利用のために複数のスクリプト関数、変数、そしてグローバル変数を格納する(スクリプトライブラリの創設)。
- 構築前のストリームの検索。
- 動的に構成される構築前のストリームの検索(核となるアイデアはこうです: 返すストリームを構成するためにインポートされるスクリプトが使用するグローバル変数を、インポートするスクリプトが宣言する)。
註: このページは、AviSynth 2.5.8 RC3 に同梱されている英語版ヘルプの日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/import.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。詳しくは、AboutLicense を参照してください。