MergeRGB
MergeARGB (clipA, clipR, clipG, clipB) MergeRGB (clipR, clipG, clipB [, string "pixel_type"])
これらのフィルタは、アルファチャンネルと色チャンネルをソースビデオクリップから出力ビデオクリップへマージすることを可能にします。
clipA は、出力クリップへマージするアルファデータを提供するクリップです。YUV フォーマットの入力クリップの場合、データは輝度チャンネルから取得されます。RGB32 フォーマットの入力クリップの場合、データはアルファチャンネルから取得されます。アルファチャンネルは、RGB24 フォーマットには存在しません。
clipR、clipG、clipB は、それぞれ出力クリップにマージする R (赤)、G (緑)、B (青)の各データを提供するクリップです。YUV フォーマットの入力クリップの場合、データは輝度チャンネルから取得されます。RGB フォーマットの入力クリップの場合、データは各ソースチャンネルから、すなわち clipR から R、clipG から G、clipB から B が取得されます。入力クリップの使用されない色差チャンネルまたは色チャンネルは無視されます。
YUV の輝度ピクセルデータは、すべて PC スケール([0,255])であると仮定されます。TV スケール([16,235])圧縮は行われません。YUV クリップの色差データは無視されます。入力クリップには、すべてのフォーマットをバラバラに指定することができます。YV12 は、必要とされるフィルタ連鎖を介して、単独のチャンネルをトランスポートするのに最も効率的なフォーマットです。
pixel_type は、出力ピクセルフォーマットを指定します。デフォルトは RGB32、オプションで RGB24 が指定可能です。
生成されるクリップのプロパティに関しては、こちらも参照してください。
使用例:
# 緑のチャンネルのみぼかす。 mpeg2source("c:\apps\avisynth\main.d2v") ConvertToRGB24() MergeRGB(Last, Blur(0.5), Last) # 赤と青のチャンネルを交換し、 # 2 つ目のビデオソースからアルファチャンネルを読み込む。 vid1 = avisource("c:\apps\avisynth\main.avi") vid2 = avisource("c:\apps\avisynth\alpha.avi") MergeARGB(vid2, vid1.ShowBlue("YV12"), vid1, vid1.ShowRed("YV12")) AudioDub(vid1)
更新履歴:
v2.56 | MergeARGB と MergeRGB を追加 |
註: このページは、AviSynth 2.5.8 RC3 に同梱されている英語版ヘルプの日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/mergergb.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。詳しくは、AboutLicense を参照してください。