ShowAlpha
ShowAlpha (clip, string pixel_type) ShowBlue (clip, string pixel_type) ShowGreen (clip, string pixel_type) ShowRed (clip, string pixel_type)
ShowAlpha は、RGB32 クリップのアルファチャンネルを表示します。v2.53 から利用可能です。ShowBlue / ShowGreen / ShowRed は、RGB クリップの選択されたチャンネルを表示します。v2.56 から利用可能です。
v2.54 から、ShowAlpha は、pixel_type 引数によって RGB、YUY2 または YV12 を返します。後ろの 2 つは、Overlay の 3 引数形式を使ってアルファ透明度のデータを持つ RGB クリップを YUV クリップに重ねるのに使用することができます*1」のように、3 つの引数を指定することを指しているものと思われます。))。なぜなら、pixel_type を YUY2 または YV12 に設定すると、輝度の範囲は [0,255] になるからです。
v2.56 から、ShowAlpha/Red/Green/Blue は、pixel_type 引数によって RGB24、RGB32、YUY2 または YV12 を返すようになりました。RGB32 出力では、選択されたチャンネルが R・G・B すべてのチャンネルにコピーされますが、アルファチャンネルにはコピーされずそのままにされます。YUV 出力では、選択されたチャンネルが輝度チャンネルにコピーされ、色差チャンネルは灰色(0x80*2)に設定されます。
使用例:
# クリップのアルファチャンネルを表示する AviSource("clip.avi") ShowAlpha()
# 赤と青のチャンネルを交換する: AviSource("clip.avi") MergeRGB(ShowBlue("YV12"), Last, ShowRed("YV12"))
更新履歴:
v2.56 | ShowBlue、ShowGreen、ShowRed を追加 |
註: このページは、AviSynth 2.5.8 RC3 に同梱されている英語版ヘルプの日本語訳です。原文は、AviSynth をインストールしたフォルダ内の Docs/english/corefilters/showalpha.htm にあります。なお、このページのテキストおよび画像のライセンスは、オリジナルのそれに準じます。詳しくは、AboutLicense を参照してください。
*1 訳者註: Overlay の使用例の 1 つ「Overlay(yuy2clip, rgbclip, mask = rgbclip.ShowAlpha("yuy2"
*2 訳者註: 0x80 は、16 進数で 80。10 進数に変換すると 128。