VirtualDubModの編集内容をスクリプトエディタにインポート
このページは何? †
VirtualDubMod上で行った編集内容(選択範囲)を、同ソフト内蔵のスクリプトエディタに、Trimフィルタのフォーマットでインポートすることができます。
手順 †
手順は、以下の通りです。
1.AVSファイルを開く †
まず、VirtualDubModでAVSファイルを開きます。
2.VirtualDubModで選択範囲の指定 †
次に、不要な範囲を選択して、削除していきます。
VirtualDubModでは、以下のメニューやボタンを利用して、編集作業を行います。
- 選択開始([Edit] > [Set selection start] または [Home])
- 選択終了([Edit] > [Set selection end] または [End])
- 選択範囲の削除([Delete])
- 選択範囲をマスク(選択開始フレームと同じ画像にする)
すべての不要な範囲がなくなるまで、(1)(2)(3)(または(4))の工程を繰り返します。
3.スクリプトエディタの起動 †
メニューの[Tools] > [Script editor...]から、スクリプトエディタを起動します。
4.選択範囲のインポート †
Trimフィルタを挿入したい箇所にポインタを移動させてから、スクリプトエディタのメニューの[Edit] > [Import Framset as Trims]を選択します。
すると、VirtualDubMod上で編集した選択範囲が、Trimフィルタのフォーマットで挿入されます。複数の選択範囲を指定していた場合は、++で連結された形で挿入されます(上図参照)。
注意: スクリプトエディタのバグについて †
VirtualDubModのバージョン1.4.13から1.5.10.1までのスクリプトエディタでは、上記の方法を利用した際に、選択範囲が正常に反映されないバグがあることがわかっています。
たとえば、全100フレームのクリップから10フレーム目のみを削除して、0フレームから9フレームまでと11フレームから99フレームまでを選択した場合、
Trim(0,9) ++ Trim(11,99)
となるべきところが、
Trim(0,10) ++ Trim(11,100)
というように1フレーム水増しされてしまいます。
このバグに関しては、VirtualDubMod 1.5.10.2で修正済みです。
VirtualDubMod バグ修正版 1.5.4.2 by Fizick †
VirtualDubMod 1.5.4.1における上記のバグを修正したVirtualDubMod 1.5.4.2もあります。何らかの理由で1.5.4.x系のVirtualDubModを使用したい場合は、こちらを利用することができます。
- VirtualDubMod Special bug fixed version 1.5.4.2 Build 2070 October 13, 2004 by Fizick.
この1.5.4.2を利用するためには、1.5.4.1のフルパッケージをインストールした後に、1.5.4.2のファイルを上書きする必要があります。