auoenc.exe

概要

AviUtl用の出力プラグイン(拡張子 auo)を使ってエンコードするためのコマンドラインツールです。warpsharpパッケージに収録されています。

warpsharpパッケージの中には、auoenc.exeのサンプルも入っています。そちらも参考にしてください。

書式

auoenc AUOファイル 設定ファイル 入力ファイル 出力ファイル プライオリティ(0-5)

パラメータ

  • AUOファイル
    • 使用したいAviUtl出力プラグイン。
  • 設定ファイル
    • 出力プラグインの設定ファイル(バイナリ)。存在しない時は、設定画面が起動します。
  • AVSファイル
    • 入力ファイル。auoencでは、AVSファイルとAVIファイルの入力に対応しています。
  • 出力ファイル
    • 出力ファイルの指定。
  • プライオリティ
    • 優先度(0から5まで)

使用例

いくつかのパターン別に使用例をあげてみました。

なお、使用例中の「(改行)」とは、そこで改行することを意味します。そのように記述するという意味ではありません。

1.すべてauoenc.exeと同じフォルダにある場合

auoenc.exeや入出力ファイルがすべて「C:\AviSynth\Tools」にある場合。

cd C:\AviSynth\Tools(改行)
auoenc auto60.auo Auto60.cfg source.avs output.avi 0 > auoenc.log(改行)
  • 補足:
    • 「cd」でカレントディレクトリを変更します。「cd C:\AviSynth\Tools」で「C:\AviSynth\Tools」へ移動します。
    • 行末の「> auoenc.log」は、リダイレクトによってログファイル(auoenc.log)を出力するためのものです。ログファイルを出力しない場合は、必要ありません。

2.パス指定する場合

すべてのファイルをパス指定する場合です。

cd C:\AviSynth\Tools(改行)
auoenc "C:\Program Files\aviutl99\Plugins\auto60.auo" C:\AVS\Auto60.cfg D:\Capture\source.avs D:\AVI\output.avi 0(改行)
  • 補足:
    • 「Program Files」や「My Documents」などのように、フォルダ名にスペースが含まれる場合は、二重引用符("")で囲まなければなりません。
    • コマンドプロンプトの画面上に、指定したいファイルをドラッグ&ドロップすることによって、パス入力することも可能。

3.バッチエンコードする場合(エンコード終了後シャットダウン)

複数のファイルをまとめてエンコードする場合です。

この方法を実行するためには、あらかじめバッチファイル(拡張子 bat)を作成する必要があります。

cd C:\AviSynth\Tools(改行)
auoenc auto60.auo Auto60.cfg source1.avs output1.avi 0(改行)
auoenc auto60.auo Auto60.cfg source2.avs output2.avi 0(改行)
auoenc auto60.auo Auto60.cfg source3.avs output3.avi 0(改行)
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shutdown -s(改行)
  • 補足:
    • shutdownはWindowsXPの標準コマンドです。これを追加することにより、エンコード終了後にWindowsを終了することができます。XP以前のOSでは使用できません。

GUI 版 auoenc (auoenc GUI)

  • auoenc の GUI 版。
  • kura 氏作。
  • kura software (ソフトウェア)から入手可能。
  • 2009-07-06 付けで開発&サポート終了。

リンク

最終更新日時: 2009-07-07 (火) 23:08:36 (5400d)