avs2wav

avs2wav とは?

AVS ファイルをソースにとって、WAV ファイルを出力するコマンドラインツールです。標準出力にも対応しています(ただし、オリジナル版の v1.0 のみ未対応。標準出力の利用法については、下記の使用法使用例を参照)。

同様のツールに、WAVI や同名の avs2wav (janus_wel 氏作)がある(関連ソフトウェアを参照)。

使用上の注意

avs2wav バージョンによっては、出力される WAV ファイルの RIFF ヘッダが間違っているため、他のプログラムで読み込めないなどの問題が起こるようです。

avs2wav.exeは公式もその改良版もRIFFヘッダが間違っていてNeroAACEncが認識しなかったので、勝手に改造版。(「PSPでVFR 第17版」の「必ず読んでね.txt」より引用)

seraphy 氏による改造版ではこの問題が解消されているようです。他のバージョンを使ってうまく動かなかったという人は、seraphy 氏の改造版を試してみてください(seraphy 氏の改造版の入手方法については、下記「seraphy 版の入手方法」を参照)。

avs2wav の入手

avs2wav にはいくつかのバージョンがあり、そのバージョンごとに配布されている場所が異なります。

seraphy 版の入手方法

2007-08-26 01:05:55 追記: seraphyのとりあえず設置掲示板 [One Message View / Re[2]: avs2wav] に標準出力時の問題を修正したバージョンが avs2wav 単独で公開されています。2007-08-26 01:05:55 時点では、こちらが最新版のようです。


  1. seraphyのプログラム公開所へ行く。
  2. 掲示板に入る。
  3. 「PSPでVFR ○スレ目」(○は数字。2007-06-22 時点では、2 スレ目が現行スレッド)から「PSPでVFR 第△版」をダウンロードする(△は数字。2007-06-22 時点での最新版は「PSPでVFR 第17版」)。
  4. ダウンロードした RAR ファイルを解凍する。
  5. 解凍して出来たフォルダの 1 つ下の tool フォルダの中に avs2wav.exe が含まれている。

使用法

avs2wav [-n] 入力ファイル名 [-g 浮動小数点数] [出力ファイル名]
  • -n: 音声のノーマライズ。省略可。
  • 入力ファイル名: AVS ファイルのパス。必須。
  • -g <浮動小数点数>: 音声レベルを調節する。1.0 がオリジナルのレベル。v1.1 以降。
  • 出力ファイル名: 出力される PCM WAV 音声ファイルのパス。- で標準出力。省略した場合、入力ファイル名 + .wav という名前で出力される。

使用例

  • 入出力ファイルが avs2wav と同じフォルダにある場合:
    rem avs2wav のあるディレクトリに移動
    cd c:\tool
    rem avs2wav を実行
    avs2wav input.avs output.wav
  • 入出力ファイルをフルパスで指定する場合:
    avs2wav c:\avs\input.avs c:\audio\output.wav
  • 出力ファイル名を省略した場合(出力ファイルは、input.avs.wav という名前で出力される):
    avs2wav input.avs
  • avs2wav から標準出力で lame に渡して MP3 にエンコード:
    avs2wav input.avs - | lame -h -b 128 --cbr - output.mp3
    • 説明: パイプ機能を使って avs2wav の標準出力を lame の標準入力に連結します。avs2wav の出力ファイル名を - にし、パイプ記号(|)を挟んで、lame の入力ファイルを - にします。上の例では、--cbr の後の - が lame の標準入力です。標準入力の指定方法はツールによって異なる可能性があります。

関連リンク


*1 2007-06-24 22:53:10 現在、エラーが出て閲覧できません。ページが削除された可能性があります。

最終更新日時: 2010-06-22 (火) 01:46:12 (5050d)