ffavisynth
ffavisynthプラグインについて †
ffavisynth(ffavisynth.dll)は、ffdshowの画像処理フィルタをAviSynthスクリプトで使うことを可能にする、AviSynth用のプラグインです。
実際にffdshowの画像処理フィルタを利用するためには、ffavisynthプラグインに内蔵されているffdshowフィルタを使用します。
ffavisynthプラグインのインストール方法についてはffavisynthプラグインのインストールを見てください。
ffdshowフィルタの書式 †
ffdshowフィルタの書式です。具体的な使用方法についてはffdshowのフィルタを使うを参考にしてください。
- 書式
ffdshow([string "preset"[, string "option"]])
- 引数
- preset: ffdshowのプリセット*1。
- 省略した場合、"ffavisynth"というプリセットが一時的に作成される。
- ffdshowのデフォルトのプリセットを使用する場合は"default"と記述する。
- option: オプション。
- presetの値をオーバーライド(上書き)する。
- 「名前=値」の形式で記述する。名前はレジストリの名前。
- 複数指定の場合はカンマ区切り。カンマの後ろにスペースは不可。
- preset: ffdshowのプリセット*1。
ffdshow-20051124.exe以降のffavisynthはCプラグイン †
ffdshow-20051124.exe以降のffdshowに同梱されているffavisynthプラグインは、AviSynth C インターフェイスを使用しています。このため、ffavisynthプラグインは、LoadCPluginフィルタを使って読み込む必要があります。
ffdshow-20051124.exe
(中略)
dynamically link avisynth.dll from ffavisynth
finally (?) fixed DCT filter
ffavisynth compileable with GCC - ffdshow avisynth filter uses now avisynth C interface, you have to load it using LoadCPlugin*2
fixed querying for ansi interfaces in unicode build (and vice-versa)
ffdshowのフィルタを使うのffavisynthプラグインの読み込みも参照。
(2006-07-30 23:30:38 追記)FFDShow & AviSynth - Doom9's Forumにおけるfoxyshadis氏の投稿によると、ffavisynthプラグイン自体はC++で書かれているが、言語バインディング*3がCに変更されたのだそうです。というのも、C++のバインディングはマイクロソフトのコンパイラによってのみコンパイル可能なのに対し、CのAPIを使えばどんなコンパイラでも利用可能であるからだとのこと。上記の引用文でも、「ffavisynth compileable with GCC(GCCでコンパイル可能)」とあります。
参考 †
- ffavisynth プラグインについては、AviSynth のマニュアルにも説明があります。AviSynth をインストールしたフォルダ > Docs > 言語(english など) > externalfilters > ffavisynth.htm を参照。
*1 参考: ASCII24 - アスキー デジタル用語辞典 - プリセット値
*2 強調は原文ママ。
*3 参考: Language binding - Wikipedia, the free encyclopedia(英語)、用語集(どら猫本舗のリファレンスカウンター)、言語バインディング一覧