ffavisynthプラグインのインストール
ffavisynth プラグインを含む ffdshow のバージョン †
ffavisynth プラグイン(ffavisynth.dll)は、2004 年 10 月 3 日版以降の ffdshow-alpha、CVS ビルド、および ffdshow tryouts に同梱されています。それよりも古い alpha 版、および正式版の ffdshow には、ffavisynth プラグインは含まれていません。
ffavisynth プラグインをインストールするには †
ffavisynth プラグインをインストールするには、ffdshow セットアップウィザードの「コンポーネントの選択」画面で、「アプリケーションプラグイン」の「AviSynth」を選択する必要があります。「AviSynth」の左横のチェックボックスにチェックを入れてから、[ 次へ > ] をクリックしてください。
なお、ffdshow のインストールに関する詳細は、ffdshowのインストールを参考にしてください。
インストール場所について †
ffdshow tryouts では †
ffdshow tryouts beta 5 では、AviSynth がインストールされているか否かによって、ffavisynth プラグインがインストールされる場所が異なります。
すでに AviSynth をインストール済みの環境では、ffavisynth プラグインは AviSynth のプラグインディレクトリ*1にインストールされます。AviSynth をインストールしていない場合は、ffdshow をインストールしたディレクトリにインストールされます。
手動でインストール場所を指定することはできないようです。
古いバージョンの ffdshow では †
古いバージョンの ffdshow では、AviSynthプラグイン(ffavisynth プラグイン)をインストールする場所を指定することができました。。
デフォルトでは、AviSynth のプラグインディレクトリが指定されるようになっています。このままでよければ、[ Next > ] をクリックしてください。他のディレクトリにインストールしたい場合は、右横の [...] ボタンをクリックして、設定しなおしてください。
あとは、ffdshowのインストールを参考にセットアップウィザードを続行すれば、ffavisynth プラグインが上で指定したフォルダにコピーされます。
ffavisynth.avsi について †
ffdshow tryouts では、ffavisynth プラグインと一緒に ffavisynth.avsi というファイルもインストールされます。
これは、ffavisynth プラグインの読み込み用のスクリプトが書かれた AVS ファイルです。下のように Load_Stdcall_Plugin() 関数*2を使って ffavisynth.dll を読み込んでいます。
Load_Stdcall_Plugin("ffavisynth.dll")
ffavisynth プラグインは AviSynth C インターフェイスを使って書かれた C プラグインですので、そのままではオートローディング(自動読み込み)させることはできません。しかし、avsi ファイル*3を経由することによって、ffavisynth プラグインを自動的に読み込ませることが可能になります。
インストール場所に関する注意 †
ffdshow-20051124.exe 以降 の ffavisynth は C プラグインです。
AviSynthPlugins の C プラグインの説明には、「クラッシュを避けるために、このプラグインは、プラグインのオートローディング(自動読み込み)用ディレクトリの外に置いてください。」という一文があります。
このため、ffdshow-20051124.exe 以降の ffavisynth プラグインは、plugins ディレクトリ以外の場所にインストールしたほうが無難でしょう。
万一、ffavisynth プラグインを AviSynth のプラグインディレクトリにインストールしたことによって何らかの不具合が発生した場合は、ffavisynth.dll(と ffavisynth.avsi)を別のディレクトリに移動させてみてください。
*1 プラグインディレクトリは、AviSynth をインストールしたディレクトリにあります。通常は "C:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins" です。
*2 LoadCPlugin を参照。
*3 avsi は、オートローディング可能な AVS ファイルに付けられる拡張子です。